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東洋館出版社
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放送をまた聴きたくなる
「まずフィールドを整地しよう」という渡辺先生に対して「荒れたグラウンドでも力を出せてこそ本物でしょ?」という古舘先生の返し。 なんだかプロレスのように想像しながら読み進めていきました。 三人目の友人として勝手に参加するとするならば、どう返答するだろう。そう考えましたが、2人が「うん、うん」と返答してくれそうなアンサーは出せませんでした。どちらかの意見に賛同したり、2人の意見に賛同したり・・・。そういう自分自身がいました。積み上げたものがないことに気づいたのです。 そんな時、51ページにそんな自分を見透かすような言葉がありました。 「ロミンガーの法則」と呼ばれるものです。法則の内容は割愛。私はこの夏休みに学んだ気になっているだけなんだと思いました。学んだことを実践しているのか。経験しているのか。同僚や先輩方に意見を求めているのか。そう思いました。ズバッと斬られる感覚がありました。 しかし、最後まで読み進めると、「今の自分も悪くない」と思うようになりました。まずは海に錨を下ろして、学級通信というツールを磨きたいと思いました。この1年間はそこに注力していこう。そう思いました。 Voicy放送の内容がそのまま書かれているかと思っていましたが、どうやらブラッシュアップされているようです。書籍と放送の違いを楽しみたいと思います。また放送を聴きたいなと思う書籍でした。
匿名 · August 30, 2024
放課後の教室で静かに読みたい一冊
これもまた一気読みさせられてしまった。帯に添えられた「困難を抱える教育現場で、この2人に見えているもの」という編集者のフレーズに見事に捉えれてしまった感覚がある。このお二人の往復書簡的作りは、単に対談をまとめたというより、13の論争”命題”を共同作業で彫り、創り出した「書の造形物」という印象である。VUCAの時代に翻弄されて、自らの進むべき道を見失っている気持ちでいる現場教師が、放課後の教室で静読しつつ一日を振り返ることで、悩みや心配をデトックスしてくれるサウナ効果をもたらしてくれそうな期待感がある高著と言えるだろう。 渡辺氏がメンターやオピニオンリーダーとして示す提言に対し、メンティーとなるだけでなく、時としてオルガナイザーのような役回りをする古館氏の回答の間に、知らず知らずのうちに実践を反芻している読者自身の姿を自覚することが出来るのではないだろうか。 たくさん抜書きしたフレーズがあるのだが、あえて一つだけ心に残るフレーズを取り出すとしたら、冒頭の”人生の経験って、すべては「磨き砂」”という渡辺氏の言葉を挙げておきたい。 サークルで輪読したり、感想交流の材料とすることよりも、放課後の教室という静謐な環境で読むことよって、手にすることが出来る本があるものだ。そんな一冊を手にすることが出来たと感じられた。
匿名 · August 28, 2024
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